WEPP25  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
GigEカメラを用いたスクリーンモニタのEPICS制御システムの開発
Development of EPICS control system for screen monitor using GigE Vision camera
 
○田丸 哲也(関東情報サービス(株)),内藤 孝(高エネルギー加速器研究機構),塚田 義則,早川 厚(関東情報サービス(株)),坂入 崇(アイワックサービス)
○Tetsuya Tamaru (Kanto Information Service(KIS)), Takashi Naito (High Energy Accelerator Research Organization (KEK)), Yoshinori Tsukada, Atsushi Hayakawa (Kanto Information Service(KIS)), Takashi Sakairi (Iwac Service)
 
KEKの先端加速器試験施設(ATF)では、 ATFLINACに15台、BTラインに8台のスクリーンモニタが設置されている。 撮像用のカメラとしてランダムシャッターカメラ(NTSC信号出力)が用いられていたが、 1)CATVシステムを用いて信号伝送しているための画質の問題、2)ノイズによるカメラの誤動作の問題、3)CATVシステムのメンテナンスの問題等がありカメラの更新が検討されてきた。 その為、画像信号の長距離伝送が可能なGigE Vision規格のカメラの導入を2012年頃から開始した。 ソフトウェアはGigE VisionをサポートしているオープンソースライブラリAravisで作成されたカメラライブラリを利用し、EPICSによるカメラ制御を開発した。 このシステムによる画像取得の動作速度は42msであった。2020年2月からカメラを全てGigE Vision規格のカメラに置き換えて運転を開始し問題なく運用されている。 本発表では、更新したスクリーンモニタの構成と、運用状況、今後の展望について報告する。