WEPP22  ポスターセッション①  9月2日 ポスター会場 12:40-14:40
ビーム冷却用の大強度レーザーに向けた自発共振器の開発
Development of a self-start build-up laser cavity for beam cooling applications
 
○本田 洋介(KEK)
○Yosuke Honda (KEK)
 
大平均強度のレーザー光は、加速器の様々な分野で応用が期待できる。 限られたレーザー出力を光共振器に蓄積することで、実効的な平均強度を著しく上げることができる。これまで、レーザーコンプトン散乱光源の目的で光共振器の開発が行われてきた。 同じレーザーコンプトン散乱の原理は、電子蓄積リングにおけるビーム冷却に用いることも可能である。光共振器の共鳴維持を安定に行うため、自発共振器のスキームが提案され、これまで低出力の増幅器による開発が行われてきた。より大強度を達成するため、新たに、大出力の増幅器を用いて真空環境で開発するシステムを構築した。本発表ではこの開発状況について報告する。