THSP05  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
UVSOR光源加速器の現状2020
Status of UVSOR-III synchrotron electron accelerator in 2020
 
○平 義隆,藤本 將輝,太田 紘志,林 憲志,山崎 潤一郎,水口 あき(分子研UVSOR),加藤 政博(分子研UVSOR/広大HiSOR)
○Yoshitaka Taira, Masaki Fujimoto, Hiroshi Ota, Kenji Hayashi, Jun-ichiro Yamazaki, Aki Minakuchi (UVSOR, IMS), Masahiro Katoh (UVSOR, IMS/HiSOR, Hiroshima University)
 
分⼦科学研究所の放射光源加速器UVSOR-IIIの最近の加速器及び光源開発の状況を報告する。UVSORは1983年のファーストライト以降、⾼度化を⽬的とした2度にわたる⼤規模改修を⾏い、エミッタンスが17 nm-radまで低下した。電⼦ビームエネルギー750 MeV、電流値300 mAのトップアップ運転でユーザーに定常的に真空紫外から軟X線領域の⾼輝度光及びガンマ線を供給している。光源開発研究では、所外の研究者との共同研究が活発であり、アンジュレータ光による光渦の発⽣やベクトルビームの発生、原子の量子状態制御、レーザーコンプトン散乱ガンマ線の利⽤法の開拓などの研究を進めている。これらUVSOR-IIIの現状を報告する。