THSP03  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
東大ライナック・レーザー施設報告 2020
STATUS REPORT OF LINAC/LASER FACILITY OF UNIVERSITY OF TOKYO IN 2020
 
○橋本 英子,安見 厚志,土橋 克広,山下 真一,上坂 充(東大原子力専攻),草野 譲一,田辺 英二(アキュセラ)
○Eiko Hashimoto, Atsushi Yasumi, Katsuhiro Dobashi, Shinichi Yamashita, Mitsuru Uesaka (NPS, UTokyo), Joichi Kusano, Eiji Tanabe (Accuthera Inc.)
 
東大原子力専攻で有する加速器群の運転及び利用状況について報告する。 S バンドツインライナックは、は順調に研究・共同利用が実施されている。放射線化学における原子炉高温冷却水の基礎実験、イオンビームの生物への影響、極短量子現象の解明などに貢献している。X バンドライナック群は、小型・可搬可能である利点を利用して、産業・社会インフラ、特に実際の橋梁でのX 線撮像の実証試験が進展している。さらに、福島第一原子力発電所の炉内に存在する燃料デブリ塊に含まれる物質の分析研究も展開している。また、DNA 損傷のメカニズム解明を目的として、卓上用レーザーを用いたレーザー誘電体電子加速システムの開発を進めている。