THPP36  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
J-PARCクライストロン放電現象監視システムの概要
Overview of the J-PARC klystron discharge monitoring system
 
○溝端 仁志,方 志高,福井 佑治,二ツ川 健太(高エネ研),篠崎 信一,平根 達也,不破 康裕(原子力機構),岩間 悠平,佐藤 福克(日本アドバンストテクノロジー株式会社)
○Satoshi Mizobata, Zhigao Fang, Yuji Fukui, Kenta Futatsukawa (KEK), Shinichi Shinozaki, Tatsuya Hirane, Yasuhiro Fuwa (JAEA), Yuhei Iwama, Yoshikatsu Sato (NAT)
 
J-PARCリニアックではクライストロン45台を用いて加速器の運転が行われている。クライストロンの交換には数時間かかり、突発的なクライストロンの交換は加速器の運転時間に大きく影響を及ぼす。クライストロンの交換原因は、高電圧印加時のクライストロンでの放電に因るものが多くを占める。しかし、加速器の運転に影響を及ぼしてはいないが放電するクライストロンもいくつか確認されている。この加速器の運転に影響を及ぼさない放電現象を監視・調査することでクライストロンの寿命を予測し、寿命が近づいたクライストロンを事前に交換することで加速器の運転停止時間の低減に寄与できるのでは考えている。本発表では、クライストロンの放電現象監視システムの概要とそこから得られた放電波形について報告する。