THPP14  ポスターセッション②  9月3日 ポスター会場 13:10-15:10
J-PARC RCSビームロスモニタの高圧依存性の測定
High voltage dependence measurement of beam loss monitor in J-PARC RCS
 
○畠山 衆一郎,吉本 政弘,山本 風海(日本原子力研究開発機構 J-PARCセンター)
○Shuichiro Hatakeyama, Masahiro Yoshimoto, Kazami Yamamoto (J-PARC/JAEA)
 
J-PARC の加速器は、線形加速器(LINAC)、3GeVシンクロトロン(RCS)、主リングシンクロトロン(MR)で構成されている。RCSは、物質生命科学実験施設(MLF)にビームを供給するとともに、MRにもビームを転送している重要な施設である。RCSでは87台の比例計数管型のロスモニタ(PBLM)が加速リング及びビーム転送ライン上に設置されており、加速サイクル中のビームロスの積分値が閾値を超えると機器保護システム(MPS)が発報しビームラインの放射化を防いでいる。本発表では、PBLMに印加する高電圧に対する出力応答をビームを用いて測定した結果を述べる。また現在のPBLMの高電圧システムの問題点を解決するための新しいシステムの検討を述べる。