THOT04  加速器土木/レーザー  9月3日 講演会場2 10:00-10:20
回折結晶を利用したレーザー・コンプトン散乱ガンマ線のエネルギー、角度分布の再構成
Reconstruction of Laser Compton Scattered gamma-ray in the Energy-Angle Phase Space from Crystal Diffraction Data
 
○羽島 良一,早川 岳人,静間 俊行(量研),宮本 修治(兵庫県立大),松葉 俊哉(高輝度光科学研究センター)
○Ryoichi Hajima, Takehito Hayakawa, Toshiyuki Shizuma (QST), Shuji Miyamoto (Hyogo U.), Shunya Matsuba (JASRI)
 
レーザー・コンプトン散乱(LCS)によるガンマ線発生では、散乱角度と散乱光子(ガンマ線)エネルギーに相関があるため、コリメータで散乱角度を制限することで準単色化したガンマ線を利用できる。しかしながら、現実の実験では、散乱点において電子とレーザーが有限の角度広がりと運動量広がりを持っていることが、単色性を損なう原因となっている。LCSで発生したガンマ線が、エネルギーと角度の位相空間でどのような分布を持っているのかを測定し、散乱点の情報から計算される分布と比較すれば、LCSガンマ線の単色性を向上し、また、輝度を高めるために必要な情報が得られる。われわれは、シリコン結晶で回折したガンマ線のエネルギースペクトルにトモグラフィーの手法を組み合わせることで、LCSガンマ線のエネルギー角度分布=(E,θ)分布が再構成できることを提案する。再構成の手法とニュースバルで行った実験結果について報告する。本研究は、科研費17H02818の成果である。