FRPP31  ポスターセッション③  9月4日 ポスター会場 10:30-12:30
STF-2加速器のクライオモジュールにおける空洞入替作業
Cavity exchange work for cryomodules in STF-2 accelerator
 
○山本 康史,加古 永治,梅森 健成,阪井 寛志,仲井 浩孝,小島 裕二,原 和文,本間 輝也,中西 功太,清水 洋孝,近藤 良也,木村 誠宏,荒木 栄,増澤 美佳,植木 竜一(高エネルギー加速器研究機構),岡田 昭和(株式会社ケーバック),今田 信一,山田 浩気,泰中 俊介,菊池 祐亮(日本アドバンストテクノロジー株式会社),早川 厚(関東情報サービス株式会社)
○Yasuchika Yamamoto, Eiji Kako, Kensei Umemori, Hiroshi Sakai, Hirotaka Nakai, Yuuji Kojima, Kazufumi Hara, Teruya Honma, Kota Nakanishi, Hirotaka Shimizu, Yoshinari Kondo, Nobuhiro Kimura, Sakae Araki, Mika Masuzawa, Ryuichi Ueki (High Energy Accelerator Research Organization), Terukazu Okada (K-VAC), Shinichi Imada, Hiroki Yamada, Shunsuke Tainaka, Yusuke Kikuchi (NAT), Atsushi Hayakawa (KIS)
 
2019年8月から2020年5月にかけてKEK内超伝導高周波試験施設(STF)棟にて、STF-2加速器に設置されたクライオモジュールに用いられている超伝導空洞の入れ替え作業が行われた。新たに入れ替わった空洞には、国際リニアコライダー(ILC)計画のためのコストダウンを目的とした特殊な熱処理(窒素インフュージョン)が行われている。2014年のクライオモジュール建設は製造会社により行われたが、今回は、4台の空洞が収納されたクライオモジュールを解体し、クリーンルームにて新たな空洞と入れ替え、その後、再組立て・ビームライン設置までをKEKスタッフとSTF関連業者とで行ったことが大きく異なる点である。2020年6月に空洞入替後初となる冷却試験を行い、周波数チューナー駆動や各Q値測定を実施する予定である。本講演では、STF初の空洞入替作業およびその後の冷却試験の詳細について報告する。