FRPP26  ポスターセッション③  9月4日 ポスター会場 10:30-12:30
RILAC制御系へのArchiver Applianceの導入
Introduction of Archiver Appliance to RILAC control system
 
○内山 暁仁,込山 美咲(理研仁科センター)
○Akito Uchiyama, Misaki Komiyama (RIKEN Nishina Center)
 
理研仁科センターでは1986年よりリングサイクロトロンへの入射器として線形加速器RILACが運用されてきた。またRILACは入射器としてだけでなく、それ単独での運転も行っており、119番元素以上の超重元素探索実験を目的としたアップグレードとして超電導RILAC(SRILAC)と28GHz超電導イオン源が実装され、2020年より実験を開始する予定である。RILAC制御に必要な多くのコンポーネントはEPICSを基に構築されており、従来それらのアーカイバとして理研で開発されたRIBFCASが用いられてきた。一方でアーカイバの性能向上を目的としてRILACアップグレードに伴い、Archiver Applianceの導入を行った。導入に伴い、データアーカイブをArchiver Applianceで全て置き換えるのではなく、まずは新規に実装された制御コンポーネントに関してArchiver Applianceを用いてデータアーカイブし、既存システムとの併用する手法を検討した。本会議では既存システムと併用するために開発されたアーカイブ Viewerソフトウェアや運用手法、今後の展開について報告する。