FRPP19  ポスターセッション③  9月4日 ポスター会場 10:30-12:30
J-PARC Main Ring の入射ビームのための OTRと蛍光を用いたワイドダイナミックレンジプロファイルモニターの開発
Development of a wide dynamic-range beam-profile monitor using OTR and fluorescence for Injected beams in J-PARC Main Ring
 
○橋本 義徳,佐藤 洋一,外山 毅(KEK/J-PARC),酒井 浩志(三菱電機システムサービス),堀 洋一郎(KEK/J-PARC),三橋 利行(KEK),手島 昌己,魚田 雅彦(KEK/J-PARC)
○Yoshinori Hashimoto, Yoichi Sato, Takeshi Toyama (KEK/J-PARC), Hiroshi Sakai (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd.), Yoichiro Hori (KEK/J-PARC), Toshiyuki Mitsuhashi (KEK), Masaki Tejima, Masahiko Uota (KEK/J-PARC)
 
J-PARCメインリング (MR) の入射ビーム輸送ライン(3-50BT)で、OTRおよび蛍光スクリーンを使用した、6桁程度の広いダイナミックレンジを持つ2次元ビームプロファイルモニターが運用されている。さらに同様の1台をMR用として導入できれば、3-50BT用のモニターと併せて使用することにより、入射前後の大強度陽子ビームのコアとハローの診断を行うことができる。特にビームコリメータによるビームカット効果の測定とその情報は、大強度ビームの成形に有効である。MR用では、さらに入射後の周回ビーム20ターン程度のビームハローを含む2次元ビームプロファイル測定もビームダイナミクスからの要求である。本報告では、開発されているMR用のモニターの主にハードウエアとしての機能とその特徴について、3-50BT用モニターからの改良した点、測定光学系の特性、ビームインピーダンス試験結果などを報告する。