FRPP18  ポスターセッション③  9月4日 ポスター会場 10:30-12:30
J-PARC MRのインスタビリティモニタの開発
Development of instability monitor for J-PARC MR
 
○岡田 雅之,外山 毅(KEK J-PARC)
○Masashi Okada, Takeshi Toyama (KEK J-PARC)
 
J-PARC MRではビームのウェイク場や電子雲などによりビームの振動が不安定になり、ビームロスが発生する事がある。これを押える為にMRにはビーム位置モニタ(BPM)とストリップラインキッカーを用いたフィードバックシステムが設置されていて、ビームの安定化・ビームロスの低減に貢献している。ビームが不安定化する状況を把握する事はビーム調整や解析をするのに重要であるが、このフィードバックシステムは取得したBPMのデータを100ms分ほどしか保存できず運転サイクルの全体をカバーできない。その為ビームロス状況の把握に手間取る事もままあった。そこで、ビームの軌道の振動を入射から取り出し終了まで記録し、ビームの不安定性をモニタするシステムを製作する事にした。今回、FPGAボードと高速ADCを用いるシステムの試作を行ったので、それについて報告する。