WEPH027  電磁石と電源  7月31日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
励磁電流の安定度の時系列解析による予測制御
Prediction control by time series analysis on stablity of magnet current
 
○尾崎 俊幸(高エネ研・加速器)
○Ozaki Toshiyuki (KEK)
 
電磁石の電流は、10 ~ 100 ppmぐらいの揺らぎがある。電流を24 bitのADCで読み、その揺らぎ(安定度)を時系列解析した。解析法は、カルマン・フィルタ・モデルのベイズ統計量を赤池情報基準量(AIC)を最小にする推定値を最尤法で求めた。 得られたモデルで、揺らぎ(トレンド)を予想し、フィードフォワード制御で補正電流を制御し、従来より安定化された電流を得る方法を検討する。 電流リップル成分が少ない例として、PF-AR偏向電磁石電源を選んだ。揺らぎと電流リップルが同程度の場合の例として、バックレグ電源を選んだ。機器の予想制御の可能性を検討する。