WEPH013  真空  7月31日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
J-PARCハドロンHigh-Pビームラインのための大伸縮型ピローシールの開発
Development of a long-stroke pillow-seal for the J-PARC Hadron High-P beamline
 
○倉崎 るり,青木 和也,上利 恵三,秋山 裕信,家入 正治,加藤 洋二,里 嘉典,澤田 真也,高橋 仁,田中 万博,豊田 晃久,広瀬 恵理奈,皆川 道文,森野 雄平,山野井 豊,渡邉 丈晃(KEK)
○Ruri Kurasaki, Kazuya Aoki, Keizo Agari, Hironobu Akiyama, Masaharu Ieiri, Yohji Katoh, Yoshinori Sato, Shinya Sawada, Hitoshi Takahashi, Kazuhiro Tanaka, Akihisa Toyoda, Erina Hirose, Michifumi Minakawa, Yuhei Morino, Yutaka Yamanoi, Hiroaki Watanabe (KEK)
 
J-PARCハドロン実験施設では新しいビームライン(high-Pビームライン)を建設している。 1次陽子ビームの分岐はスイッチヤード(以下SY)傾斜区間で行われ、分岐部近傍は新たに高放射化エリアとなる。 SY傾斜区間ではメンテナンスの際に電磁石やビームモニタ等の機器をクレーンを使用して鉛直方向へ取り出すため、ピローシール前後機器の間隔を大きくする必要がある。 そこでピローシールのダイアフラム付フランジ位置を伸縮させるためのベローズの山数を大幅に増やすことで、ピローシール伸縮長を従来の9mmから30mm以上に改良した大伸縮型ピローシールを設計した。 設計した大伸縮型ピローシール実証機を製作し5000回伸縮試験も実施し十分な気密量が得られたため、実機をビームラインに設置しビーム運転を行った。 本発表では大伸縮型ピローシールの設計と5000回伸縮試験の結果、実機の評価について報告する。