THPI044  ハドロン加速器  8月1日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 13:30-15:30
J-PARC MR-RF陽極電源におけるインバータユニット故障増加に関する調査
Investigation into the Increase of the Inverter Unit Malfunction in J-PARC MR-RF Anode Power Supply
 
○古澤 将司,大森 千広,杉山 泰之,長谷川 豪志,原 圭吾,吉井 正人(KEK/J-PARC),島田 太平,田村 文彦,山本 昌亘,野村 昌弘(JAEA/J-PARC)
○Masashi Furusawa, Chihiro Ohmori, Yasuyuki Sugiyama, Katsushi Hasegawa, Keigo Hara, Masahito Yoshii (KEK/J-PARC), Taihei Shimada, Fumihiko Tamura, Masanobu Yamamoto, Masahiro Nomura (JAEA/J-PARC)
 
J-PARC MRの加速空胴で陽子ビーム加速に使用する高周波電圧は、四極真空管増幅器からの電流供給により生成される。真空管プレートへの直流電力供給のために、MR-RF陽極電源ではインバータユニットを用いてDC600VからDC10kVへの昇圧が行われる。MRではビーム強度の増加を進行中であり、2018年にはNU施設へ500kW、HD施設へ51kWのビーム供給を達成した。ビーム強度上昇に伴い陽極電源インバータユニットの故障数も増加傾向にある。ユニット故障は、主に絶縁ゲートバイポーラトランジスタ (IGBT) 、IGBTスイッチパルス用ゲート基板のうち片方または両方の破損により発生するが、この原因はビーム大強度化によるビームローディング補填量増大に伴った、陽極電源の電力供給量上昇だと考えられる。本稿では、今年度までのインバータユニット故障数の傾向、IGBT等故障部品に関する調査結果、インバータユニットの故障増加の対策として現在までに実施された作業の概要と実施状況について述べる。