THPH035  電磁石と電源  8月1日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
加速器用高温超伝導マグネットの開発 - SuperKEKB用補正6極電磁石の磁場性能
Development of High Temperature Superconducting Accelerator Magnet - Magnetic field quality of sextupole corrector magnet for SuperKEKB
 
○有本 靖,土屋 清澄,王 旭東,植木 竜一,寺島 昭男,川井 正徳,宗 占国,大内 徳人,増澤 美佳,多和田 正文(KEK)
○Yasushi Arimoto, Kiyosumi Tsuchiya, Xudong Wang, Ryuichi Ueki, Akio Terashima, Masanori Kawai, Zhanguo Zong, Norihito Ohuchi, Mika Masuzawa, Masafumi Tawada (KEK)
 
現在, CERN を中心として衝突エネルギー 100TeV の円形加速器の実現を目指した将来円形衝突型加速器 (Future Circular Collider, FCC) プロジェクトが進行している. そこでは, Nb3Sn の 16T 電磁石と高温超伝導体(HTS)の20T電磁石の2 つが候補に上げられている. 我々は基礎開発としてSuperKEKBへの利用をターゲットにHTS 電磁石の開発を行なっている. 今回レーストラック状に巻線された REBCO 線材を組み合わせて局所色収差補正用 6 極電磁石を試作し, ハーモニンックコイルを用いた磁場測定を行った. ここでは、液体N2(77 K) と 液体He(4.2 K) の浸漬冷却下で行った磁場測定結果について報告する.