THPH027  加速器土木  8月1日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
極低温用温度計開発の進捗
Progress report of thermometer development for very low temperature use
 
○清水 洋孝,小島 裕二,仲井 浩孝,中西 功太,原 和文,本間 輝也(高エネ研)
○Hirotaka Shimizu, Yuji Kojima, Hirotaka Nakai, Kota Nakanishi, Kazufumi Hara, Teruya Honma (KEK)
 
現在開発を進めている、極低温用の温度計の開発について、進捗を報告する。この温度計は、極低温域での感度の維持のための工夫として、デバイの模型によって示唆される様な、金属結晶の比熱が極端に小さくなる事実を利用しようと考えている。金属の僅かな歪みの変化を温度として検出するために、光ファイバー材料を利用する予定であるが、実際の環境温度の変化が金属の歪みの変化に転写され、更にこの歪みの変化が、光の波長の変化へと焼き直されているかどうかが、温度計開発にとって最も重要な開発課題である。この点に関して、現在行っている試験の結果を報告する。