THPH024  加速器土木  8月1日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 13:30-15:30
四極電磁石での振動測定装置開発の現状
Development status of vibration measurement system for quadrupole magnets
 
○山岡 広,大内 徳人(高エネルギー加速器研究機構)
○Hiroshi Yamaoka, Norihito Ohuchi (KEK)
 
現在本所では、KEKB加速器の40倍のルミノシティを目指してSuperKEKB計画が進行し、ビーム運転をしている。このルミノシティを実現するための1つの手段として、衝突点でのビームを垂直方向に50nmまで絞り込むための最終収束超伝導電磁石(QCS)が衝突点を挟んで左右に2台設置されている。QCSでの振動レベルはルミノシティ向上に非常に重要な要素である事から、その大きさを知ることは重要な事である。QCS設置後、クライオスタット上での振動測定はおこなわれたが、QCS内部に組み込まれている四極電磁石での振動レベルは測定されてはいなかった。このため四極電磁石での振動レベルを測定するための磁場振動測定装置を開発し、現在、R&Dがおこなわれている。 本報告では、磁場振動測定装置開発の現状について報告する。