FSPI013  施設現状報告ポスター2  7月31日・8月1日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 13:30-15:30
原子力機構-東海タンデム加速器の現状
Status of JAEA-Tokai Tandem Accelerator
 
○松田 誠,株本 裕史,田山 豪一,中村 暢彦,沓掛 健一,乙川 義憲,遊津 拓洋,松井 泰,石崎 暢洋,長 明彦(原子力機構)
○Makoto Matsuda, Hiroshi Kabumoto, Hidekazu Tayama, Masahiko Nakamura, Ken-ichi Kutsukake, Yoshinori Otokawa, Takuhiro Asozu, Yutaka Matsui, Nobuhiro Ishizaki, Akihiko Osa (JAEA)
 
原子力機構-東海タンデム加速器は最高加速電圧が約18MVの大型静電加速器であり、 核物理、核化学、原子物理、材料照射などの分野に利用されている。 昨年度の利用運転日数は138日であり、主として核物理実験に利用された。 最高加速電圧は16.5MVであった。 新たにタンデム加速器の入射ビームラインにビームアッテネータを設置し、 ビーム電流の制御を容易にし、かつ荷電変換フォイルの消耗を最小化できるようにした。主な整備事項として、約7万時間使用したペレットチェーンおよび、約9年使用した高電圧端子内発電機の駆動モーターの交換を行った。最近のビーム電流の増強によりビームプロファイルモニターのワイヤーがビームで溶断するトラブルが2件発生した。その他建家の酸欠モニタの電源故障が発生した。発表では加速器の運転・整備状況およびビーム利用開発等について報告する。