FSPI011  施設現状報告ポスター2  7月31日・8月1日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 13:30-15:30
名古屋大学加速器中性子源NUANS
Nagoya University Accelerator-driven Neutron Source, NUANS
 
鬼柳 善明,土田 一輝,瓜谷 章,清水 裕彦,渡辺 賢一,吉橋 幸子,釣田 幸雄,市川 豪,山崎 淳(名古屋大学),○広田 克也,今城 想平(大阪大学),土川 雄介(JAEA)
Yoshiaki Kiyanagi, Kazuki Tsuchida, Akira Uritani, Hirohiko Shimizu, Ken-ichi Watanabe, Sachiko Yoshihashi, Yukio Tsurita, Go Ichikawa, Atsushi Yamazaki (Nagoya Univ.), ○Katsuya Hirota, Sohei Imajo (Osaka Univ.), Yusuke Tsuchikawa (JAEA)
 
名古屋大学では陽子静電加速器を利用した中性子源NUANSを構築している。この中性子源は2つのターゲットステーションを持ち、それぞれ熱外中性子によるBNCTへの応用を目指したBL1及び熱中性子を利用した中性子透過像測定(radiography)や検出器開発を行うBL2となっている。加速器はIBA社のdynamitronであり、最大2.8MeV、15mAの陽子が加速可能である。中性子発生ターゲットとしてBL1ではリチウムを、Bl2ではベリリウムを利用している。加速器の調整が進み、昨年2018年度には両ターゲットステーションにおいて中性子の発生が確認されている。現在は加速器の調整を行いながら中性子強度の増大を進めつつ、細胞照射実験や産業利用を意識した中性子透過像測定を進めている。本発表ではこの名古屋大学加速器中性子源NUANSの現状を報告する。