FRPI050  ハドロン加速器  8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50
IFMIF/EVEDA原型加速器(LIPAc)のRFQ長パルス試験に向けたビームラインの構築
Construction status of beam transport line for commissioning phase-B+ at the Linear IFMIF Prototype Accelerator (LIPAc)
 
○熊谷 公紀,池田 幸治,春日井 敦,菊地 孝行,北野 敏彦,小又 将夫,近藤 恵太郎,坂本 慶司,下崎 義人,杉本 昌義,西村 忍,平田 洋介(量研/六ヶ所),荒木田 是夫,江川 一美,門倉 栄一,高野 進,高山 健,山口 誠哉(高エネ研),カラ フィリップ,スカンタンビューロ フランチェスコ(IFMIF/EVEDA PT),トグル ダニエル,ジッコ エルベ,ハイディンガー ローランド,ヨキネン アンティ(F4E),ブラナス ベアトリス,ポダデラ イワン(CIEMAT)
○Kohki Kumagai, Yukiharu Ikeda, Atsushi Kasugai, Takayuki Kikuchi, Toshihiko Kitano, Masao Komata, Keitaro Kondo, Keishi Sakamoto, Yoshito Shimosaki, Masayoshi Sugimoto, Shinobu Nishimura, Yosuke Hirata (QST/Rokkasho), Yoshio Arakida, Kazumi Egawa, Eiichi Kadokura, Susume Takano, Ken Takayama, Seiya Yamaguchi (KEK), Philippe Cara, Francesco Scantamburlo (IFMIF/EVEDA PT), Daniel Duglue, Herve Dzitko, Roland Heidinger, Antti Jokinen (F4E), Beatritz Branas, Iwan Podadera (CIEMAT)
 
国際核融合材料照射施設(IFMIF)の工学設計・主要機器の設計・製作・試験を行い、建設判断に必要な技術実証を行うために、現在、原型加速器(Linear IFMIF Prototype Accelerator, LIPAc)の建設とコミッショニングが進められている。コミッショニングは段階的に行われており、現在はコミッショニングフェーズBにおいて、RFQを用いた陽子・重陽子の加速試験が行われている。フェーズB終了後、2019年度末に開始されるコミッショニングフェーズB+において、入射器から最終段のビームダンプまで一気通貫でビームを通しながら、CWを目指したRFQ長パルス試験を行う予定である。RFQ長パルス試験のために、RFQ下流に設置するはずであった超伝導加速器の代わりにビーム輸送ラインを設置し、KEK-PSで使用されていた四極電磁石とステアリング電磁石、及びスペインの研究機関(CIEMAT)で製作されたBPMが設置される。真空チェンバーと架台はドイツのF4Eにおいて設計が行われ、調達と設置は六ヶ所核融合研究所が行う予定となっている。この日欧協力のもとに進められているRFQ長パルス試験用ビームラインの構築について、現状を報告する予定である。