FRPI031  ビーム診断・ビーム制御  8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50
J-PARC RCSのインターロック発報時のビームモニタデータ解析
Beam monitor data analysis of interlocked events at J-PARC RCS
 
○林 直樹,吉本 政弘,畠山 衆一郎,守屋 克洋(J-PARC/JAEA)
○Naoki Hayashi, Masahiro Yoshimoto, Shuichiro Hatakeyama, Katsuhiro Moriya (J-PARC/JAEA)
 
ビームロス、及びその要因を詳しく理解することは、加速器の安定運転のため必要である。繰返し25 Hzで運転するJ-PARC RCSは、これまでも全パルスについて、10 ms間隔でビーム強度、ビームロスについて記録してきた。加えてインターロック発報時に、より詳細な波形やバンチ毎のビーム位置を記録するシステムを整備した。本報告では、これらのデータ、同様なリニアックのデータを元に、RCS単独のビームロスモニタによるインターロック事象でも、実はリニアック・イオン源に関連があることが分かってきた。この例を初め、その他のインターロック発報時のビームモニタデータを紹介し、一層の安定運転に向け、今後の取り得る対応について述べる。