FRPI024  電子加速器  8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50
ILC衝突でのビームサイズのビーム強度依存性シミュレーション
Intensity dependence simulation of ILC IP beam size
 
○奥木 敏行(高エネ研)
○Toshiyuki Okugi (KEK)
 
ATF2ビームラインにおいて、仮想衝突点のビームサイズのビーム強度依存性には静的、動的二種類の効果が存在していることが分かった。そして、静的なビーム強度依存性に対してはWakefield 調整ノブが有効で、フィードバック技術を使うことにより動的なビーム強度依存性の低減が可能でことがわかった。そこで、ILC最終収束ビームラインに設置が予定される空洞型BPM等のWakefield源から作り出されるビーム強度依存性に対して、フィードバックによる動的ビーム強度依存性の低減の効果をシミュレーションにより評価した。また、ビーム調整シミュレーションにより、ILCにおいて、静的なビーム強度依存性の影響も調べた。本発表では、ILC衝突点における静的、動的二種類のビーム強度依存性の影響を調べたシミュレーション結果を報告する。