FRPI004  加速構造  8月2日 国際科学イノベーション棟5階 ホワイエ 10:50-12:50
ERL用超伝導加速空洞のHOMダンパーの開発
Development of HOM absorbers for cw superconducting cavities in energy recovery linac
 
○太田 智子,高崎 正浩,仲村 晋一郎,宮本 篤,佐藤 潔和(東芝エネルギーシステムズ(株)),許斐 太郎,梅森 健成,阪井 寛志,加古 永治(高エネ研)
○Tomoko Ota, Masahiro Takasaki, Shinichiro Nakamura, Atsushi Miyamoto, Kiyokazu Sato (Toshiba Energy Systems & Solutions Corporation), Taro Konomi, Kensei Umemori, Hiroshi Sakai, Eiji Kako (KEK)
 
東芝は2015年度より高エネルギー加速器研究機構(KEK)との共同研究を開始し、ERL(エネルギー回収型ライナック)用超伝導加速空洞のHOM(High Order Modes)ダンパーの開発に着手した。これまでに、内面に溝を設けたCu円筒と窒化アルミ系セラミックス(AlN)円筒をろう付した構成のプロトタイプを試作し、冷却試験を実施した。この結果、HOMの減衰は確認できたが、AlN円筒に多数のクラックが生じた。AlN円筒にクラックが生じないよう別の構成でCuとAlN円筒をろう付し、新たなプロトタイプを試作した。このHOMダンパープロトタイプについて除熱試験等の性能測定を実施したので、その結果について報告する。