FRPH046  電磁石と電源  8月2日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 10:50-12:50
SuperKEKB-ダンピングリング ビームベースドアライメントシステムの構築と測定
Construction and measurement of SuperKEKB-Damping Ring beam-based alignment system
 
○植田 猛,杉本 寛(高エネルギー加速器研究機構)
○Takeshi Ueda, Hiroshi Sugimoto (KEK)
 
KEKつくばキャンパスにあるSuperKEKB電子陽電子衝突型加速器には低エミッタンス陽電子入射を実現するため、ダンピングリングがある。ダンピングリングには84台の四極電磁石があり、そのうちアーク部の四極電磁石56台には補助巻き線が取り付けられている。この補助巻き線を利用してビームベースドアライメントシステムの構築をSuperKEKB-Phase2からPhase3へ向けてのメンテナンス期間に行った。ビームベースドアライメントシステムを利用すれば四極電磁石の磁場中心と近傍Beam Position Monitor(BPM)の中心との差を知ることができ、ビームの振る舞いを把握するうえで役に立つ。本発表では構築したビームベースドアライメントシステムとPhase3での一部測定結果について報告する。