FRPH028  加速器土木  8月2日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 10:50-12:50
ILC施設への道路交通振動の影響検討および河川の揺動による振動の調査計画
Investigation of influence of road traffic vibration on ILC facilities and investigation plan of vibration by fluctuation of river.
 
○小林 真人,兼松 亮,川端 康夫(飛島建設(株)),佐貫 智行,京谷 孝史,吉岡 正和(東北大学)
○Masahito Kobayashi, Kiyoshi Kanematsu, Yasuo Kawabata (Tobishima Corporation), Tomoyuki Sanuki, Takashi Kyoya, Masakazu Yoshioka (Tohoku University)
 
ILC計画で検討されているルートには土被り20m弱で道路や河川の直下を通過する区間がある。これらの区間においては道路交通振動や河川流下の揺動による振動の加速器設備へ与える影響を評価しておく必要がある。筆者らは,国道343号(大原バイパス)と砂鉄川が隣接する地点における道路路盤上の道路交通振動を実測し,実測値から逆算した自動車走行時の加振力を点加振源として与えたFEM解析によって,道路交通振動の地盤深さ方向への伝搬特性を検討した。また,ILC計画ルートと砂鉄川が交差する地点において,地盤内に振動計を埋設して河川の揺動による振動を計測し,河川流下による振動の特徴や伝搬特性を把握することを目的とした実測調査を計画している。本報ではこれらの概要について報告する。