FRPH012  高周波源  8月2日 百周年時計台記念館 国際交流ホール 10:50-12:50
摩擦撹拌接合法によるSバンド導波管の組み立て
Fabrication of waveguide by friction stir welding
 
○松本 修二,舟橋 義聖,惠郷 博文(高エネ研)
○Shuji Matsumoto, Yoshisato Funahashi, Hiroyasu Ego (KEK)
 
KEK電子陽電子入射器は、最大で7GeVの電子および4GeVの陽電子を生成・加速する能力を持つ線形加速器である。電子ビームを加速する加速管は地下トンネル内に直線的に配置されている。ビーム加速に必要なマイクロ波は、地上部に置かれたクライストロンより発生させる。クライストロンと加速管との間は導波管から構成されるマイクロ波搬送路により結ばれている。KEK入射器で使用している標準的な導波管は、素管とよばれる規格化された矩形管と、その両端に気密構造を維持するためのフランジが取り付けられている。導波管はそれらの部品を電子ビーム溶接やろう付けによって最終形状に組み立てられている。今回新たに摩擦撹拌接合法により導波管の組み立てを行ってみた。接合部分は十分な機械的強度を有し、接合部からの真空もれは起こらなかった。また大電力マイクロ波の透過試験を行ないこの方法で組み立てた導波管はKEK入射器で性能上問題なく実用的に使用できることが分かった。