FROH02  ハドロン加速器②  8月2日 百周年時計台記念館 百周年記念ホール 9:50 -10:10
RCNPにおけるAVFサイクロトロンのアップグレードのための詳細設計
Detailed design for upgrading the RCNP AVF cyclotron
 
○福田 光宏,依田 哲彦,神田 浩樹,安田 裕介,中尾 政夫,鎌倉 恵太,畑中 吉治,齋藤 高嶺,森信 俊平,田村 仁志,永山 啓一,友野 大,原 周平,Koay Huiwen,森田 泰之,武田 佳次朗,原 隆文,大本 恭平(阪大RCNP)
○Mitsuhiro Fukuda, Tetsuhiko Yorita, Hiroki Kanda, Yuusuke Yasuda, Masao Nakao, Keita Kamakura, Kichiji Hatanaka, Takane Saito, Shunpei Morinobu, Hitoshi Tamura, Keiichi Nagayama, Dai Tomono, Shuhei Hara, Huiwen Koay, Yasuyuki Morita, Keijiro Takeda, Takafumi Hara, Kyohei Oomoto (RCNP, Osaka University)
 
大阪大学核物理研究センター(RCNP)では、老朽化したAVFサイクロトロンの高性能化を目指したアップグレード・プログラムを進めている。これまで使用してきた開き角180度のディー電極を、対向する2つのディー電極(開き角87度)に置き換え、RF周波数帯域を従来の2倍の16~36MHzに上げることにより、加速ハーモニクス2との組み合わせによって1ターン当たりのエネルギー利得を2倍に増やして大きなターンセパレーションとシングルターン引出しを目指す。イオン源の加速電圧も50kV程度まで増やして入射ビームの低エミッタンス化を図ると共に、サブハーモニック・バンチャーとの組み合わせにより入射ビーム強度の増強を図る。入射エネルギーの増加と加速ハーモニクス1,2,3,6に対応したビーム位相幅制御を可能にするため、インフレクター電極やディー先端電極、RFシールドカバー等の中心領域の電極配置も全面的に見直し、入射アクセプタンスの拡大を図る。ビームの取り出しにおいては、磁気チャンネルを用いずにデフレクターのみでビーム引き出しを行うと共に、2台のグラディエント・コレクターの組み合わせにより引き出しビームの二重集束を可能にして既存のビーム輸送ラインとの整合性を確保する。本発表においては、AVFサイクロトロン本体のアップグレード設計の詳細とプロジェクトの進行状況などについて報告する。