WEP136  加速器土木・放射線防護  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
KEK入射線形加速器トンネルの長周期床変動
Measurement of long-period floor movement in the KEK injector LINAC tunnel
 
○田中 窓香,肥後 肥後寿泰,柿原 和久,諏訪田 剛,榎本 嘉範(KEK),牛本 信二,水川 義和,久積 啓一(三菱電機システムサービス)
○Madoka Tanaka, Toshiyasu Higo, Kazuhisa Kakihara, Tsuyoshi Suwada, Yoshinori Enomoto (KEK), Shinji Ushimoto, Yoshikazu Mizukawa, Keiichi Hisazumi (Mitsubishi Electric System & Service)
 
KEK電子陽電子入射器は現在SuperKEKBへの入射運転を始めている。SuperKEKBでは、エミッタンスの増大を抑制するために高精度のアラインメントが要求されている。入射器のアラインメント計測基準は500 mにわたるレーザーで定義される。架台に組み込んだ4分割型シリコンフォトダイオードでレーザーの位置を検出することにより、架台の基準に対する位置を評価できる。これまでの計測から床面が長期変動することが分かってきているので、初期アラインメント後はこの変動によるミスアラインメントを抑えることが必要である。この床変動は、同じシステムで継続的に計測してきており、年変動やトンネル内の場所依存性などが見えてきている。本稿では、一年以上の長期にわたる計測結果を元に、この変動の特徴を解析したので、その報告をする。