WEP110  レーザー  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
電気光学効果を用いたレーザー加速電子のパルス長・タイミングの計測
Pulse duration and timing measurement of laser accelerated electron beams with electro-optical effects
 
○神門 正城,黄 開,エシルケポフ ティムール,コーガ ジェームズ,小瀧 秀行,森 道昭,林 由紀雄,中新 信彦(量研関西研),ブラノフ セルゲイ(量研関西研/ELI Beamlines)
○Masaki Kando, Kai Huang, Timur Zh. Esirkepov, James K. Koga, Hideyuki Kotaki, Michiaki Mori, Yukio Hayashi, Nobuhiko Nakanii (KPSI, QST), Sergei V. Bulanov (KPSI, QST/ELI-Beamlines)
 
電気光学効果(electro-optical effects, EO)を用いた電子ビームのパルス長とタイミング計測について報告する。電子ビームのパルス長を非破壊で計測する手法として、EOを用いた方法が知られており、実際にリニアックの電子ビームの計測に用いられている。我々はこのうち、プローブ光を結晶に対して斜めに入射する空間エンコード・デコード法をレーザー航跡場電子加速に初めて適用し、10〜40 MeVの電子に対しておよそ30 μm(100 fs)のパルス長を得た。このときEO結晶を電子発生点から2 mm下流、横方向に1 mmシフトした位置に置き、電子がプラズマから飛び出した直後で計測を行った。電子バンチが持つクーロン場は電子発生点から十分遠方である加速器の場合は等電場面がほぼ直線状となるが、計測点が発生点に近い本研究の場合は、クーロン場の電位面が球面になる。このために、従来知られている空間位置と時間の変換公式を修正する必要がある。我々は解析式と幾何的な計算によりこの関係式を求めた。この新しい公式は十分遠方では従来の式と一致した。併せて、本手法での実際の信号応答の計算結果についても報告する。