WEP080  ビーム診断・ビーム制御  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
J-PARC 3-50BTのビーム位置モニタによるビームサイズ測定 (2)
Beam size measurement with the BPMs in the J-PARC 3-50BT (2)
 
○外山 毅,久保木 浩功,佐藤 健一郎,手島 昌己(高エ研)
○Takeshi Toyama, Hironori Kuboki, Kenichirou Satou, Masaki Tejima (KEK)
 
大強度陽子ビーム加速器J-PARC “3-50BT”ビーム輸送路の14台のBPMを使用した非破壊的ビームサイズの測定について、昨年報告した。平行平板4電極を持つビーム位置モニタ(BPM)の信号に関して、ビーム強度、2極モーメント(ノーマル成分<x>、スキュー成分<y>)、4極モーメント(ノーマル成分)を求め、各BPMの設置場所での既知のβ関数、ディスパージョン関数にフィッティングし、水平、垂直ビームエミッタンス、運動量広がりを得た。その後、今年になってから、4極モーメントのビームラインに沿う振る舞いが大きく変わっている。この原因として、“3-50BT”ビーム輸送路の入り口でのTwissパラメータの変化が考えられたため、これらも未知数として解く方法を試みた結果を報告する。 コリメータ部のBPM3台を解析に追加したので、これについても言及する。