WEP065  電磁石と電源  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
J-PARC主リング新電源の高繰り返し化時の性能見積もり
Performance estimation of a new power supply with high repetition rate operation in J-PARC MR
 
○内藤 大地,栗本 佳典(高エ研),佐川 隆(ユニバーサルエンジニアリング),下川 哲司,三浦 一喜,森田 裕一(高エ研)
○Daichi Naito, Yoshinori Kurimoto (KEK), Ryu Sagawa (Universal Engineering ), Tetsushi Shimogawa, Kazuki Miura, Yuichi Morita (KEK)
 
J-PARC加速器では主リングでの速い取り出しにおいて~490kWのビーム強度を達成している。現在は設計値である750kW以上の大強度ビーム実現のため、ビームの加速・取り出しの高繰り返し化を計画している。 高繰り返し時にはビームを偏向・収束させるための電磁石へ流す電流の時間変化を急峻にする必要がある。 すると電源が磁石に供給すべき電圧と、電力による系統の電力変動が上昇する。 これらの変化に現行電源では対応不可能なため、新しい電源の開発が必要であった。 新電源の一号機は四極電磁石用電源としてビーム運転で稼働中である。 偏向電磁石用新電源についてはJ-PARC内で調整が進められている。 今年度秋以降には実負荷に接続し、高繰り返し運転試験を行う。 本公演ではシミュレーションによって高繰り返し運転時に予想される新電源の性能の見積もりについて報告する。