WEP047  加速構造  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
LバンドRFQの低電力試験
Low power test of an L-band RFQ
 
○近藤 恭弘,森下 卓俊,田村 潤(原研),大谷 将士(高エネ研)
○Yasuhiro Kondo, Takatoshi Morishita, Jun Tamura (JAEA), Masashi Otani (KEK)
 
J-PARCにおけるミューオンg-2/EDM実験のためのミューオンリニアックの開発が進行中である。J-PARCミューオン施設Hラインからのミューオンは、シリカエアロジェルターゲット中に停止されられ、室温のミューオニウムが生成する。それをレーザー解離した超低速ミューオンをリニアックで212MeVまで加速する。このミューオンリニアックの低エネルギー部は324MHzのRFQとIH-DTLで構成される。周波数は続くCCLセクションで1296MHz (Lバンド)に増やされる。我々は低電力部をLバンドRFQで置き換えることを提案している。このLバンドRFQはこれまでのRFQにくらべて極端に小型となるため低電力モデルを製作し実現可能性を検証する。この論文では、LバンドRFQの低電力測定結果について述べる。