WEP013  ハドロン加速器  8月8日 大展示ホール 13:10 - 15:10
J-PARC MRにおける2次高調波用高周波加速空胴の開発状況
Status report of development of 2nd harmonic RF system in J-PARC MR
 
○原 圭吾,大森 千広,長谷川 豪志,杉山 泰之,古澤 将司,吉井 正人(高エネ研),島田 太平,田村 文彦,山本 昌亘(原子力機構)
○Keigo Hara, Chihiro Ohmori, Katsushi Hasegawa, Yasuyuki Sugiyama, Masashi Furusawa, Masahito Yoshii (KEK), Taihei Shimada, Fumihiko Tamura, Masanobu Yamamoto (JAEA)
 
J-PARC (Japan Proton Accelerator Research Complex) Main Ring (MR)では、運転の繰り返し周期を高繰り返し化することにより、ビームパワーを増強する計画が進められている。高繰り返し化に伴いRF空胴に対してより高い電圧の発生が求められている。この要求を満たすため、これまでも新型の磁性体コア(FT3L)を開発し、従来の磁性体コア(FT3M)を使用した空胴との置き換えを行うなどRF空胴の強化を図り、陽子ビーム強度は速い取り出しで490kWを達成している。しかしながら750kWのビーム強度を目指すにあたり高繰り返し化でさらに高い電圧の発生が必要となり、すべての空胴を基本波空胴として使用するため、MRトンネルに新たに2台の2次高調波用空胴システムの増設を計画している。 この計画では、MR直線部Aの機器を再構成することで、従来使用していたFT3Mを用いた空胴が設置できるようにしている。またD1電源棟に陽極電源を増設する際に、電磁石電源更新と同期させる予定である。これにより既存の電力、冷却水設備を最大限に活用するとともに、受電設備にある問題点を改良することも考えている。本発表ではこのビーム増強計画の概要、及び、付随する課題を機器の現状と今後の予定と照らし報告する。