WEOLP03  合同セッション  8月8日 合同会場 10:50 - 11:20
パルスパワーと粒子ビーム加速器
Pulsed power and particle beam accelerators
 
○江 偉華,徳地 明,八井 浄(長岡技術科学大学)
○Weihua Jiang, Akira Tokichi, Kiyoshi Yatsui (Nagaoka University of Technology)
 
長岡技術科学大学では,大電力パルスパワーで駆動される粒子ビーム加速器の開発と応用研究を推進してきた。短パルスの電磁エネルギーを用いて高電圧と大電流を発生し,更に荷電粒子の運動エネルギーとビーム電流に変換できる実験装置“ETIGOシリーズ”は,数十年に亘って加速器関連の教育研究に貢献した。大電力のパルス粒子ビームは,高い瞬間電力と短い時間幅を持つ。これらの特性により,大電力パルス粒子ビームは他の種類の粒子ビームと顕著に異なり,独特な物理的挙動と集団的振る舞いを示す。このような粒子ビームの発生と応用に関する研究開発には,ユニークな実験設備を必要とする。本発表では,長岡技術科学大学に設置されている国内最高出力を持つ大電力パルス粒子加速器について,過去の経緯を踏まえて技術的進展と課題についてレビューし,未来へ向けたチャレンジを紹介する。