WEOL05  加速構造  8月8日 特別会議室1 16:40 - 17:00
J-PARC施設高真空炉を用いた窒素ドープ超伝導空洞の評価
Evaluation of superconducting cavity performance by nitrogen doping in a high vacuum furnace at J-PARC site
 
○岡田 貴文(総研大),江木 昌史,梅森 健成,加古 永治,許斐 太郎,佐伯 学行,阪井 寛志,道前 武,山本 康史(高エネ研),神谷 潤一郎,黒澤 俊太,武石 健一,堀 洋一郎(原子力機構)
○Takafumi Okada (SOKENDAI), Masato Egi, Kensei Umemori, Eiji Kako, Taro Konomi, Takayuki Saeki, Hiroshi Sakai, Takeshi Dohmae, Yasuchika Yamamoto (KEK), Jyunichiro Kamiya, Shunta Kurosawa, Kenichi Takeishi, Yoichiro Hori (JAEA/J-PARC)
 
超伝導加速空洞に窒素ドープと呼ばれる短時間での低圧の窒素雰囲気中での高温処理を施すと,空洞のQ 値が数倍増加することが報告されている。今回,KEK においてJ-PARC 内にある高温真空炉をつかいNb 超伝導空洞に窒素ドープ処理を施し,その性能評価を行った。その結果,2K でQ 値が増加することを確認した。また,窒素ドープの特徴である加速勾配とともにBCS 抵抗が低下するAnti Q-slope も確認した。本発表では,その窒素ドープ処理の詳細と実験結果についての解析の詳細について報告する。