THP105  LLRF  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
J-PARC RCS 次世代 LLRF 制御システム
Next generation LLRF control system for J-PARC RCS
 
○田村 文彦,杉山 泰之,吉井 正人,大森 千広,山本 昌亘,野村 昌弘,島田 太平,長谷川 豪志,原 圭吾,古澤 将司(J-PARCセンター)
○Fumihiko Tamura, Yasuyuki Sugiyama, Masahito Yoshii, Chihiro Ohmori, Masanobu Yamamoto, Masahiro Nomura, Taihei Shimada, Katsushi Hasegawa, Keigo Hara, Masashi Furusawa (J-PARC Center)
 
J-PARC 3GeV シンクロトロン (RCS) の デジタル LLRF 制御システムは、デュアルハーモニック電圧制御や rf フィードフォワードによるマルチハーモニックビームローディング補償などの機能により、大強度陽子ビーム加速において重要な役割を果たしてきた。しかしながら、RCS の運転開始から10年以上が経過し、使用されているFPGA が現在の開発環境ではサポート外となったことなどから、現システムは今後維持していくことが困難になることが予想されている。このため、次世代 LLRF 制御システムを製作中である。現システムは VMEモジュールとして構成されているが、次世代システムではフォームファクターとして MTCA.4 を採用し、モジュール間の信号のやりとりにバックプレーンを介した高速シリアル通信を活用する。本発表では、次世代 LLRF制御システムの構成および機能の概要、開発の状況について報告する。