THP042  粒子源  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
CeB6電子銃の運転経験と今後の開発課題
Experiences and subjects of the CeB6 electron gun
 
○渡川 和晃(理化学研究所 放射光科学研究センター),馬込 保(高輝度光科学研究センター),稲垣 隆宏,原 徹,田中 均(理化学研究所 放射光科学研究センター)
○Kazuaki Togawa (RIKEN SPring-8 Center), Tamotsu Magome (JASRI), Takahiro Inagaki, Toru Hara, Hitoshi Tanaka (RIKEN SPring-8 Center)
 
理化学研究所はX線自由電子レーザー(FEL)用の高輝度電子源としてCeB6熱電子銃を開発し、これまでに極端紫外FELのSCSS試験加速器およびXFELのSACLAにおいて12年間使用してきた。このようにCeB6電子銃は高輝度電子ビームを年間を通して安定に供給し続けているのであるが、より性能をグレードアップする為にはCeB6カソードの劣化問題など克服すべき課題が存在することも明らかとなってきた。本学会では、これまでのCeB6電子銃の運転経験をまとめて今後の開発課題について報告する予定である。