THP018  ハドロン加速器  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
回転機器グリス補給周期及び振動測定の考察
CONSIDERATION ON GREASE SUPPLY CYCLE AND VIBRATION MEASUREMENT OF ROTATING EQUIPMENT
 
○藤来 洸裕,菅沼 和明,山崎 良雄(原子力機構 J-PARC)
○Kosuke Fujirai, Kazuaki Suganuma, Yoshio Yamazaki (JAEA J-PARC)
 
回転機器の保守管理の一部でメーカー推奨の周期で回転機器ベアリング部にグリス補給を行っている。しかし、グリスの補給時期より早い段階で異音が発生しており、今までのグリス補給の周期では回転機器の性能維持に合わないのではないかと疑問に思った。そこで、グリスの減りで発生する異音がどのタイミングで起きるのか、ある冷却水循環ポンプに取り付けられている振動センサーの値を詳細に調査した。振動センサーで出力された振動値の絶対値は、設備を止めるほどの大きさではないがグラフにしてみたところ、振動値が変化するタイミングを確認することが出来た。今回の調査でグリス補給の周期が通常の補給周期では、遅いことが分かってきた。以上のことから、グリスの補給のタイミングは振動測定をすることで振動値が大きくなる前に予防保全的に対応できることが分かった。本発表では、測定した振動データとグリスの補給周期について報告する。