THP012  ハドロン加速器  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
J-PARC 遅い取り出しのためのマルチグラフェンリボンを用いたビームプロファイルモニター
Beam profile monitors for slow-extracted beam using multi-layered graphene in the J-PARC
 
○橋本 義徳,外山 毅(KEK/J-PARC),村上 睦明,立花 正満,多々見 篤,村島 健介(株式会社 カネカ),冨澤 正人,武藤 亮太郎,堀 洋一郎,魚田 雅彦(KEK/J-PARC),酒井 浩志,遠藤 正之(三菱電機システムサービス)
○Yoshinori Hashimoto, Takeshi Toyama (KEK/J-PARC), Mutsuaki Murakami, Masamitsu Tachibana, Atsushi Tatami, Kensuke Murashima (KANEKA), Masahito Tomizawa, Ryotaro Muto, Yoichiro Hori, Masahiko Uota (KEK/J-PARC), Hiroshi Sakai, Masayuki Endo (Mitsubishi Electric System & Service Co., Ltd)
 
J-PARC 遅い取り出しでは、厚み1.2 ミクロンの多層グラフェンフォイルを幅1mm のリボンを20ch 並べたターゲットを用いて、陽子ビーム衝突で発生する各チャンネルの2次電子電流を高感度に計測することで、スピル時間約2秒におけるリアルタイムのビームプロファイルを検出している。これにより、遅い取り出しにおけるビームダイナミクスへの有用な情報を提供できる。本報告では、ターゲット、ハードウエア、高感度電流アンプ、DAQシステムに関して、及び計測したビームプロファイルを紹介する。