THP007  電子加速器  8月9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
Local Orbit Bumpを用いたSuperKEKB最終収束光学系の誤差評価
Error estimation of SuperKEKB final focus optics by using local orbit bump
 
○森田 昭夫,小磯 晴代,杉本 寛,大西 幸喜(KEK)
○Akio Morita, Haruyo Koiso, Hiroshi Sugimoto, Yukiyoshi Onishi (KEK)
 
SuperKEKBは、Belle II実験のためのB中間子生成を主目的とした電子・陽電子衝突加速器であり、衝突点無しの加速器本体の基本性能確認のために2016年2月から6月にかけて行われたPhase-1コミッショニングに続き、2018年3月19日より衝突実験用の最終収束光学系を導入したPhase-2コミッショニングが行われている。 新たに導入された超伝導四重極電磁石による最終収束光学系を調べるためにビーム蓄積成功後の比較的初期の段階で、衝突点を含むLocal Orbit Bumpを立てた際の軌道応答を光学モデルと比較することで、最終収束光学系の誤差評価を行った。 Local Orbit Bumpを用いた誤差評価の結果とインストール前に行われた磁場分布の測定結果やその後に行われた光学系の測定・補正で適用された補正量との比較を報告する。