FSP024  施設現状報告ポスター  8月8日、9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
NewSUBARU放射光施設の現状
Present status of the NewSUBARU synchrotron light facility
 
宮本 修治,庄司 善彦,橋本 智(兵庫県立大),○皆川 康幸,鍛治本 和幸,濱田 洋輔(高輝度光科学研究センター)
Shuji Miyamoto, Yoshihiko Shoji, Satoshi Hashimoto (Univ. of Hyogo), ○Yasuyuki Minagawa, Kazuyuki Kajimoto, Yousuke Hamada (JASRI)
 
兵庫県立大学高度産業科学技術研究所の運用する、ニュースバル放射光施設加速器の現状を報告する。本施設は、周長118mの電子蓄積リングと9本の放射光ビームラインで構成されている。入射電子ビームはSPing-8線形加速器から供給されており、1GeV/300mA±0.2mAのTopUp 運転、および週に1、2日は1.5GeV/350mAの加速/Decay運転を行なっている。昨年度、逆偏向電磁石用の補助電源が故障により新しい電源に更新されて、加速運転が行われている。加速器の運転で大きなトラブルは無く、利用運転停止時間は例年並みの25時間程度になっている。ニュースバル放射光施設は、建設から約20年たち、他の電源等に対しても順次更新していく予定である。加速器の性能改善として、プロファイルモニタ画像処理システムの開発、CTモニタの整備、ビーム輸送系へのOTRモニタの導入、USBスペアナを用いたチューン計測システムの開発がなされている。今後、減速運転&ガンマ線計測自動化、チューンのフィードバック制御などの改良を行っていく予定である。