FSP018  施設現状報告ポスター  8月8日、9日 大展示ホール 13:10 - 15:10
あいちSR光源加速器の現状
Present status of accelerators of Aichi Synchrotron Radiation Center
 
○高嶋 圭史,保坂 将人,持箸 晃,石田 孝司,真野 篤志(名大SRセンター),櫛田 正己,平山 英之(スプリングエイトサービス),大熊 春夫(JASRI/SPring-8),加藤 政博(UVSOR),竹田 美和(AichiSR)
○Yoshifumi Takashima, Masahito Hosaka, Akira Mochihashi, Takashi Ishida, Atsushi Mano (Nagoya Univ.), Masami Kushida, Hideyuki Hirayama (SES), Haruo Ohkuma (JASRI/SPring-8), Masahiro Katoh (UVSOR), Yoshikazu Takeda (AichiSR)
 
あいちシンクロトロン光センター(あいちSR)は、愛知県の科学技術政策である「知の拠点あいち」計画における中核施設として、中部地区を中心とする大学、研究機関、産業界、行政の協力によって整備が進められてきた。2013年3月26日の供用開始から今年で6年目となる。 加速器は、50 MeV直線加速器、1.2 GeVブースターシンクロトロン、1.2 GeV蓄積リングから成っている。蓄積リングは周長72 m、ラティス構成はTriple-bendの4回対称であり、12台の偏向電磁石のうち、4台はピーク磁場5T、偏向角12°の超伝導電磁石、8台は磁場強度1.4 T、偏向角39°の常伝導電磁石である。直線部にはAPPLE-II型アンジュレータ1台が設置されている。 供用開始当時のシンクロトロン光ビームラインは6本であったが、現在では企業専用および大学によるビームラインそれぞれ1本を含む11本のビームラインが稼働している。2017年度における加速器の総運転時間は2022時間であり放射光ユーザーの利用時間は1330時間であった。計画されたユーザー利用運転時間に対して光源が運転できなかった時間は14時間であり、稼働率は98.5 %であった。 本発表では、あいちSR光源加速器の現状について報告する。