WEP137  加速器土木、放射線防護  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
KEKB入射線形加速器トンネル床変動の測定(2)
Measurement of floor movement in the KEKB injector LINAC tunnel (2)
 
○田中 窓香,肥後 寿泰,諏訪田 剛,柿原 和久(KEK),牛本 信二,水川 義和(三菱電機システムサービス株式会社)
○Madoka Tanaka, Toshiyasu Higo, Tsuyoshi Suwada, Kazuhisa Kakihara (KEK), Shinji Ushimoto, Yoshikazu Mizukawa (Mitsubishi Electric System & Service Co.,Ltd.)
 
KEKB電子陽電子入射器のビームラインがあるトンネルの床は、地上部や地下環境と連動し、気象条件によっても変動していることがわかっている。特に、トンネル内に複数ヶ所ある建屋結合部付近に著しい変動が見られる。SuperKEKBへのアップグレードでは、エミッタンス保存のために、全長約600 mのビームラインにわたってグローバルでσ=0.3 mm、ローカルでσ=0.1 mmの精度のアライメントが要求される。この高精度アライメントを実現するための一歩として、初期アライメントのために、入射器では、基線となるレーザー光軸位置を加速ユニット架台に取り付けられた四分割型シリコンフォトダイオードで検出するシステムを導入している。このシステムを用いて、2014年には初期のアライメントを実施し、その頃より1〜数ヶ月毎に位置測定を行っている。この測定の結果、1年間で建屋結合部において数mmの変動が見られることを確認した。また、建屋結合部を挟んで設置したプレートの相互の動きをダイヤルゲージを用いて計測した結果も合わせて報告し、今後の床変動への対処法を議論する。