WEP101  加速器技術/加速器制御  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
IFMIF/EVEDA加速器制御系データ収集系の開発状況
Development status of Data Acquisition System for IFMIF/EVEDA Accelerator
 
宇佐美 潤紀,○高橋 博樹(原子力機構),小向 聡((株)ジーアイテック)
Hiroki Usami, ○Hiroki Takahashi (JAEA), Satoshi Komukai (Gitec Co., Ltd.)
 
 IFMIF/EVEDA加速器(LIPAc)制御系の開発は、EUとJAEAが共同で進めているが、全体監視などを行う中央制御システム(CCS)についてはJAEAが主体となって行っている。また、EUが開発した機器制御系とCCS間はEPICSを介してデータ授受が行われる。 JAEAでは、CCSにおける開発要素の1つとしてPostgreSQLを用いたLIPAcの全EPICSデータの保管と参照を行うシステム(データ収集系)の開発を進めている。一方、欧州では機器単体試験においてBEAUTY (Best Ever Archive Toolset, yet)を用いてデータ収集を行うため、CCSのデータ収集系においては、「BEAUTYとのデータの互換性確保」「複数のサーバ機による収集データを一括で画面参照」「データ収集とバックアップ作業の平行化」を考慮する必要があり、現在は前者2つについて対応を進めている。そして、入射器のコミッショニングにおいて、開発したデータ収集系の実証試験を行っている。データ収集系は、入射器、放射線モニタ等のデータを収集しており、CSS(Control System Studio)を用いたGUIによるデータ参照も可能である。 本件では、入射器のコミッショニングにおける実証試験の結果をもとに、データ収集系開発の現状について報告する。