WEP077  加速器技術/電磁石と電源  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
あいちSRにおける入射用パルス多極電磁石の開発
DEVELOPMENT OF PULSED MULTIPOLE MAGNET FOR AICHI SR STORAGE RING
 
○伊藤 圭哉(名大院工),山本 尚人(KEK),保坂 将人(名大SR),篠本 考秀((株)スプリングエイトサービス),真野 篤志,高野 琢(名大SR),林 憲志(UVSOR 分子研),高嶋 圭史(名大SR),加藤 政博(UVSOR 分子研)
○Keiya Ito (Graduate School of Eng. Nagoya Univ.), Naoto Yamamoto (KEK), Masahito Hosaka (SR Center, Nagoya Univ.), Takahide Shinomoto (SES), Atsushi Mano, Takumi Takano (SR Center, Nagoya Univ.), Kenji Hayashi (UVSOR IMS), Yoshifumi Takashima (SR Center, Nagoya Univ.), Masahiro Katoh (UVSOR IMS)
 
あいちSRの光源加速器(周長:72m)では、稼働当初よりトップアップ運転を実施している。電子蓄積リングへのビーム入射において、従来の複数台のキッカー(パルス二極電磁石)を用いた方法に代わるものとして、パルス多極電磁石(PMM)を用いたビームの入射方法が検討された。これは、電磁石のパルス磁場中心を通る蓄積ビームには蹴りを加えず、中心から離れた位置を通過する入射ビームのみを蹴ることで入射できる画期的な方法である。従来の方法では入射時のローカルバンプ形成によってバンプ軌道内のビームラインで瞬間的に放射光利用が阻害されるが、パルス多極入射では原理上、蓄積ビーム重心の軌道変化を生じないため、トップアップにおける入射時にも放射光利用が阻害されない。比較的小型な当施設では、約半周にも渡るバンプ軌道を排除でき、また入射装置を簡略化できるなどの点で、パルス多極入射を導入する利点は大きい。そのため、当施設へのPMM入射システムの導入が決定し、既に設計・製作した。 PMMの効果を最大限に発揮する為、次の3点に注意する必要がある。\什邯躡垢傍因する磁場分布の設計値からのずれ、導体間の電位差に起因する電場、E甜Ю个悗療杜導入端子で生じる磁場。これらを考慮し、蓄積ビームの振動幅をビームサイズの10%以下に抑えることを目標にPMMを設計したが、本発表では電極導入端子の設計と実際のPMMに対する磁場測定の結果について報告する。