WEP075  加速器技術/電磁石と電源  8月5日 小ホール 13:00 - 15:00
cERLシケイン用偏向電磁石の設計と製作
DESIGN AND FABRICATION OF THE COMPACT-ERL CHICANE MAGNETS
 
○上田 明,原田 健太郎,長橋 進也,久米 達哉,島田 美帆,宮島 司,中村 典雄,遠藤 有聲(高エネ研)
○Akira Ueda, Kentaro Harada, Shinya Nagahashi, Tatsuya Kume, Miho Shimada, Tsukasa Miyajima, Norio Nakamura, Kuninori Endo (KEK)
 
KEK内に、建設されたCompact Energy Recovery Linac(cERL)には、合流用のマージャー、合流・取出しそして周長補正用のシケインが設置されている。このマージャー及びシケインの為に合計12台、6種類の偏向電磁石が製作された。これらの電磁石は現在3MeV及び20MeVの低エネルギーで使用されているが将来のアップグレードに対応するために最大10MeV及び125MeVで使用できるように設計されている。cERLの合流・取出しの角度は、16度であり、また周長補正シケイン部での補正量は±5个任△襪燭甞禿甜Ю个砲100伉度の有効磁場領域が必要である。またERLでは、先行する電磁石のエラーが積み重なりビームの質に影響するため、低エネルギーの電磁石でも高い精度を求められる。これらの性能を達成するために電磁石の設計には3Dsimulaitionが使用され特に磁極形状、End Shimの最適化を行った。さらに電磁石に使用する電磁軟鉄は、低磁場領域では加工により磁気特性が劣化する。その磁気特性を元に戻すためには電磁軟鉄の切削加工後に890度1時間の磁気焼鈍を行った。ここでは、3Dsimulationによる電磁石の設計、加工後の磁気焼鈍等の製作過程、そしてフリップフロップコイルによる磁場測定とsimulationの比較について報告する。