THP077  加速器技術/電磁石と電源  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
重粒子線回転ガントリー用超伝導磁石の性能評価
Status of superconducting magnets for a heavy-ion rotating-gantry
 
○松葉 俊哉(放医研),鈴木 伸司(筑波大),岩田 佳之,野田 耕司,白井 敏之,古川 卓司,藤田 敬,正田 光一,森 慎一郎,水島 康太,原 洋介(放医研),萩津 透(高エ研),新井 弘樹,藤本 哲也(加速器エンジニアリング),折笠 朝史,高山 茂貴,長本 義史,矢澤 孝(東芝)
○Shunya Matsuba (NIRS), Shinji Suzuki (Tsukuba University), Yoshiyuki Iwata, Koji Noda, Toshiyuki Shirai, Takuji Furukawa, Takashi Fujita, Koichi Shouda, Shinichiro Mori, Kota Mizushima, Yosuke Hara (NIRS), Toru Ogitsu (KEK), Hiroki Arai, Tetsuya Fujimoto (AEC), Tomofumi Orikasa, Shigeki Takayama, Yoshifumi Nagamoto, Takashi Yazawa (TOSHIBA)
 
放射線医学総合研究所では重粒子線回転ガントリーの建設が進行中であり、2015年9月頃の完成を予定している。 これによって0-360度の任意の方向から重粒子線が照射できるようになり、高精度な治療が可能となる。 重粒子線回転ガントリーは、小型化のため、10台の機能結合型の超伝導電磁石により構成されている。 超伝導電磁石は2極と4極が独立励磁できるようになっており、高い磁場均一度が求められる。 また、エネルギーを430 MeV/uから56 MeV/uまで変化させ深部線量分布を調整するが、 治療のために430-56 MeV/uの間を202ステップ、一ステップあたり100 ms程度で下げる必要がある。 そのため我々は全電磁石の磁場測定を行い、そのうち一台で高速励磁試験や磁場整定時間の測定を行った。 本会議ではこれらの結果について報告する。