THP012  ハドロン加速器  8月6日 小ホール 13:00 - 15:00
J-PARCリニアックチョッパシステムの開発
Development of RF chopper system at J-PARC Linac
 
○平野 耕一郎,近藤 恭弘,川根 祐輔,篠崎 信一,千代 悦司,堀 利彦,三浦 昭彦,森下 卓俊(原子力機構),杉村 高志,内藤 富士雄,方 志高,福井 佑治,二ツ川 健太,丸田 朋史,宮尾 智章(高エネ研)
○Koichiro Hirano, Yasuhiro Kondo, Yusuke Kawane, Shinichi Shinozaki, Etsuji Chishiro, Toshihiko Hori, Akihiko Miura, Takatoshi Morishita (JAEA), Takashi Sugimura, Fujio Naito, Zhigao Fang, Yuji Fukui, Kenta Futatsukawa, Tomofumi Maruta, Tomoaki Miyao (KEK)
 
パルス幅500μsのマクロパルスビームは、RFQ下流のMEBT領域にあるRFチョッパ空洞の電界によって、その一部が蹴りだされ、パルス幅456nsの中間パルスが815nsの周期で並んだ構造を持つビームに整形される。蹴りだされたビームは、RFチョッパ空洞から約70cm離れた場所にあるスクレーパに負荷される。ビーム電流を50mAに増強するため、ビームがRFチョッパ空洞の電極やビームパイプに当たらないように、RFチョッパ空洞を新規に製作した。また、マクロパルス内で上昇するスクレーパ表面温度を低減させるため、RFチョッパ空洞の電極電界の位相を180度反転させ、中間パルスビームが対向する2個のスクレーパへ交互に照射されるシステムを構築した。今回は、平成26年度に実施した、チョッパシステムの改造、及び、スクレーパビーム照射試験について報告する。