THOL05  ハドロン加速器2/高周波源  8月6日 大ホール 10:30 - 10:50
3Dスポットスキャニングを可能とする速い繰り返し粒子線ドライバー用誘導加速シンクロトロン
A Compact Hadron Driver for Cancer Therapies with Continuous Energy Sweep Scanning
 
○盪 健(高エネルギー加速器研究機構),門馬 卓海(東京工業大学),安達 利一,川久保 忠通(高エネルギー加速器研究機構)
○Ken Takayama (KEK), Takumi Monma (TokyoTech), Toshikazu Adachi, Tadamichi Kawakubo (KEK)
 
KEKでは2000年初頭から高周波加速に代わる誘導加速方式の研究を遂行して来た。12 GeV PSを用いた遅い繰り返し誘導加速シンクロトロンの完全実証後[1]、500MeV Boosterを改装した早い繰り返しの誘導加速シンクロトロンがデジタル加速器と呼ばれ、イオン源からの重イオンビームを直接入射し誘導加速をしている[2]。誘導パルス電圧による加速・閉じ込めを別々に行う手法を導入すると、ビームハンドリングの自由度が格段に上がる。これをガン治療用粒子線ドライバーに適用すると、理想的な3Dスポットスキャンニングが可能になると考えられている[3]。今回の発表では、10Hz繰り返しを仮定し、同一加速サイクル内で、低エネルギーから高エネルギーまで連続的にビームを取りだすテクニックを提案する。加速器システムとして成り立つ他の加速器コンポーネント(取り出し系、下流ビームラインとそれらの制御)について自己完結的加速器設計の視点からも解説する。 [1] K.Takayama et al., Phys. Rev. Lett. 98, 054801 (2007). [2] K.Takayama et al., Phys. Rev. ST-AB. 17, 010101 (2014). [3] Leo Kwee Wah, et al., submitted to Phys. Rev. ST-AB (2015)