FSP001  施設現状報告ポスター  "8月5,6日" 小ホール 13:00 - 15:00
東北大学電子光理学研究センターの加速器の現状
Present status of the accelerators in Research Center for Electron Photon Science, Tohoku University
 
○東谷 千比呂,柏木 茂,日出 富士雄,武藤 俊哉,柴崎 義信,南部 健一,長澤 育郎,高橋 健,小林 恵理子,濱 広幸(東北大)
○Chihiro Tokoku, Shigeru Kashiwagi, Fujio Hinode, Toshiya Muto, Yoshinobu Shibasaki, Kenichi Nanbu, Ikuro Nagasawa, Ken Takahashi, Eriko Kobayashi, Hiroyuki Hama (Tohoku University)
 
東北大学電子光理学研究センターでは、1.3 GeVブースター蓄積(BST)リングとその入射専用90 MeV電子リナック、およびRI製造用60 MeV大強度電子リナックの2組の加速器による共同利用・共同研究拠点活動を進めている。さらに加速器科学・ビーム物理研究専用の試験加速器である50 MeV電子リナック(t-ACTS)を運用している。2014年度は、90 MeV電子リナックの熱陰極高周波電子銃を交換・改良、およびBSTリングの電磁石の再アラインメントと制御システムの改善等を行った。60 MeV電子リナックはRI製造への運転パラメータの最適化やビームプロファイル測定システムの改善に加えて老朽化した加速器の安全かつ安定した運転のための改修等を継続的に行っている。またt-ACTSでは、極短電子バンチ生成実験が本格的に開始された。本発表ではこれらの加速器の現状等について報告する。